当館について

東京都水道歴史館について

東京都水道歴史館は、江戸~東京400年の大切な水道の歴史と、安全でおいしい水をお届けするための水道の技術・設備に関わる展示を無料で公開している、東京都水道局PR館の一つです。

神田上水や玉川上水などの江戸上水から、近代水道の創設、現在の水道に至るまで、規模・水質ともに世界有数のレベルに達した東京水道の歴史や技術を、実物資料や再現模型、映像資料などでわかりやすくご紹介しています。

沿革

東京都(東京市)水道局のPR施設としては、古くは1898年に通水を開始した淀橋浄水場内につくられた淀橋浄水場模型室や、昭和初期に存在した水道参考館がありました。その後、淀橋浄水場跡地に開設された水道局資料室を経て、1984年、西新宿に当館の前身となる東京都水道記念館が開館しました。そして1995年、文京区の東京都水道局本郷庁舎内に新たに開設されたのが当館、東京都水道歴史館です。

前史

1590(天正18)年

江戸上水開設の伝承

江戸初期

神田上水の開設

1654(承応3)年

玉川上水の開設

1659(万治2)年

亀有(本所)上水の開設

1660(万治3)年

青山上水の開設

1664(寛文4)年

三田上水の開設

1696(元禄9)年

千川上水の開設

1722(享保7)年

亀有・青山・三田・千川の4上水の廃止

1791(寛政3)年

『上水記』の完成

1898(明治31)年

淀橋浄水場の通水開始

1901(明治34)年

神田上水・玉川上水の廃止、水源林経営に着手

1911(明治44)年

東京改良水道が竣工

明治末期

淀橋浄水場 模型室 開館

1923(大正12)年

関東大震災で水道施設に被害

1924(大正13)年

村山上貯水池の完成、境浄水場の通水開始

1927(昭和2)年

村山下貯水池の完成

1934(昭和9)年

山口貯水池の完成

1957(昭和32)年

小河内ダムの完成

1959(昭和34)年

長沢浄水場の通水開始

1960(昭和35)年

東村山浄水場の通水開始

1964(昭和39)年

オリンピック渇水(大渇水で最大50%の給水制限)

1965(昭和40)年

淀橋浄水場の廃止、武蔵水路の通水開始

1966(昭和41)年

朝霞浄水場の通水開始

1970(昭和45)年

小作浄水場の通水開始

1981(昭和56)年6月1日

水道局資料室の開設

1984(昭和59)年10月31日

東京都水道記念館の開館

1985(昭和60)年

三郷浄水場の通水開始、神田上水石樋跡の発見

1990(平成2)年

江戸上水誕生から400周年

1990(平成2)年

神田上水石樋の移築復原展示

淀橋浄水場 模型室
淀橋浄水場 模型室
水道参考館(昭和初期)
水道参考館(昭和初期)
水道局資料室
水道局資料室
東京都水道記念館
東京都水道記念館
神田上水石樋 (本郷給水所公苑)
神田上水石樋 (本郷給水所公苑)

東京都水道歴史館開館~

1995(平成7)年4月15日

東京都水道歴史館の開館

1997(平成9)年5月21日

東京都水の科学館の開館

1998(平成10)年11月27日

奥多摩 水と緑のふれあい館の開館

2003(平成15)年8月27日

玉川上水が国の史跡に指定

2009(平成21)年6月1日

リニューアルオープン

2009(平成21)年9月

来館者数40万人を達成

2011(平成23)年3月27日

旧中島博士邸井戸側(井桁)の移築復原展示

2015(平成27)年3月12日

神田上水白堀の移築復原展示

2015(平成27)年3月17日

来館者数60万人を達成

2015(平成27)年4月15日

開館20周年を迎える

2019(令和1)年9月21日

来館者数80万人を達成

2023(令和5)年8月22日

来館者数90万人を達成

東京都水道歴史館(リニューアル前)
東京都水道歴史館(リニューアル前)
東京都水道歴史館
東京都水道歴史館
神田上水白堀(本郷給水所公苑)
神田上水白堀(本郷給水所公苑)

東京水道の歴史(PDF)

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